エレベーターが開くとそこには白人女性が落ちていた。
右手には赤いブラジャーを持ち、左手にはiPhone５とエナメルのハンドバッグを持っている。
「だいじょうぶ？」
とりあえず話しかけると、まったく呂律がまわっておらず話しが通じない。
「部屋どこ？」
二階だというので連れて行く。エレベーターから立ち上がれない。しかたがないので両手で抱えて持ち上げる。
するとサンダルが脱げてiPhoneもバッグを放り出したままで行こうとしたので全ての所持品を拾って女性も抱える。
かなりヘビーだ。
該当の部屋に到着しても、バッグから鍵を取り出そうとせずドアをがんがん叩く。
「鍵もってないの？」
聞いても答えずガンガン叩く。
もういいや。まかせよう。
しかし反応がない。
「ちょっと鍵見せてみ？」
ようやくバッグから取り出したのはただのカードキーである。これでは部屋に入れない。
「それじゃなくて普通の鍵はないの？」
そのときふと腕をみたら、別の英語学校EFの生徒の証であるリストバンドをしている。
このアパートはEC専用だったと思うのだけど、EFの子もいたのだろうか？
とにかくどうにもならないのでエレベーターに戻す。
「うちベッド余ってるからうちに来るか？」
ベッドで寝たいと答える。
うちに連れて行き、ベッドに寝かせる。
「水飲むか？」
飲むと答えるので水を飲ませる。
そして横に倒れる。
はあ、どっと疲れた。
普段はタバコを吸わないのだが、前に友だちが来て置いていったタバコが残っていたので火をつける。
酔ったり疲れたときは吸いたくなってしまう。
そこでぼくはありえない光景を目にした。
この白人女性はデニムのショートパンツをはいていたのだが、その隙間からアソコが見えてしまったのだ。
パンツはいてない？？
しばらく意味が分からず呆然としていた。
しかしよくよく考えて見ると、
ぱんつはいてない。
ブラも手に持ってる。
なぜかEFの女性がECの学生寮のエレベーターで酔いつぶれている。
という諸事情を鑑みれば、
ECの男がこの白人女性を連れ込み、セックスした後エレベーターまで帰した。
しかしこの女性はエレベーターから出る気力もなく酔いつぶれていた。
ということになる。
いったいこれからどうすればいいのだ？
＜続く＞
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パンツはいてない白人女性がエレベーターに落ちていた件。
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