というわけで夜。
今日も遊びましょうとの約束を昨日と同じ四人で交わしたので、
フットルース前で合流。
ブロンド紳士と同じ家にホームステイするスイス男二人も追加で計六人。
頭をつんつんに立てたパンクな感じの二人だ。
フットルースはまだ人が入っていなかったのでヒューゴに移動。
ショットが大好きらしくショット12杯で9.95ユーロのヒューゴでショット行こうという。
一人4ショット。テキーラとウォッカ。
その後スイス男二人は消え去った。
彼らも異様に二人の仲が良かったし全然女の子に絡もうとしなかったのであるいはゲイなのかもしれない。
フットルースに移動。
ブロンド紳士がピッチャーを頼みたいという。
フットルースの場合は、15.9ユーロでウォッカ&エナジードリンクのピッチャーが二杯ついてくるというシステム。
プラッシュに比べてメニューの選択肢がなく高めであるがフットルースのピッチャーは大きくてアルコール濃度も高い。
というわけで昨日と同じく酔っ払いに。
今日はブロンド紳士だけでなく、ビッティーなスイス女性と連れのイタリア女性もけっこう酔っぱらっている。
いつもの人たちと挨拶を交わし、フランス美女がいたので軽く一緒に踊る。
イタリア女性が友だちがいるからビーチに行きたいということで外に出る。
そこにフランス美女が休憩中だったので連れの男たちに挨拶すると、
「この人、○○歳なのに毎日パーチビルで踊っているとてもクレイジーな人」
とフランス美女から笑いながら紹介される。
全て事実なので強く心に突き刺さって泣きそうになる。
やはり美女からは真面目な人と思われたいんですよ。
男たちも
「ああ見たことあるよ」
と。
あかん。
模範的語学留学生にならなければいけないのに悪い意味で目立っている。
毎日クラブに行っている知り合いはたくさんいるけれども、
クラブにいる東アジア人の男がほとんどいないのでいるだけで目立ってしまう上に、
クラブに行くとお立ち台に上りたくなり(パーチビルのクラブの多くははいい感じのお立ち台が用意されている。フットルースとヒューゴはボール付きなので大好きだ)
お立ち台に上がると音と一体になって全力で身体を動かしたくなり、
それをすると異様に目立ってしまう。
といういつものダメなパターンである。
そんな悪いイメージを挽回すべく、
フランス美女に知的なところを見せようと会話を開始したら、
泥酔したイタリア娘(英語全くできない)に二の腕を取られて、
「ビーチ! ビーチ!」
と叫ばれながら連行される。
印象がさらに悪くなっただけであった。
例によっていちゃついているビッティーなスイス女性とブロンド紳士と共にビーチへ向かう。
ところがヒューゴを過ぎたあたりで、金髪白人娘二人組が。
「お前の帽子気に入った!」
と叫んで、ぼくの帽子を奪取してダッシュで逃走した。
ほっとくとほんとに奪われるので、
(若い白人女性は調子に乗りすぎている上にブロンドはさらに調子に乗っている。男のモノとオカネはアタシのモノ。とてもタチの悪いジャイアンである)
急いで人混みかきわけ追いかける。
向こうもすばしこい。
なぜ真夜中のパーチビルで追いかけっこしなければならないのだ。
フットルースを過ぎたところでようやく捕まえた。
帽子を取り返す。
結構可愛い二人組だった。
だから怖いもの知らずで完璧なる高飛車なのだろう。
模範的語学留学生としては彼女らのような不良娘にかかわってはいけない。
ぼくはすぐさまその場を離れ、ビーチへと走った。
<続く>
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ブロンド白人娘に大事な帽子を奪われる。
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